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臍帯血移植

■■ は じ め に ■■
 最近、産婦人科の待合室や大きな病院の廊下などに「臍帯血」に関する案内が多々見受けられ、マスコミでも報道されるなどご存知の方も多くなりました。一般に職場や学校、街頭など実施される「献血」は老若男女を問わず健康体であれば誰でも協力することができます。しかし、母親と胎児とを結ぶ臍帯(臍の緒)と胎盤の中に含まれている血液=「臍帯血」は女性の妊娠・出産と大きな関わりがあり、誰でもと云う訳にはいきません。女性が特定の条件(妊娠・出産)を満たして初めて採取に協力することが可能となります。
 それだけに少子化が進行する現代社会では、多くの女性が長い人生の中で一度か二度しか協力ができないことから、現状では「臍帯血」の希少性は非常に高く、その難病治療に対する優れた効用から考えても「臍帯血」採取に協力することは崇高なボランティアであり、その社会的貢献度の高さを広く国民一人一人が認知すべきであると考えております。
 どうか一読され「臍帯血」採取の当事者である女性の方々は勿論のこと、男性の方々も「良きパートナー」「良き理解者」として「臍帯血」に対するご理解を深めて頂きたいと思います。
東京臍帯血バンク会長
衆 議 院 議 員 笹 川 たかし

■■ 臍帯血移植とは? ■■
 「臍帯血」には、骨髄と同様に、血液(赤血球、白血球、血小板など)を作り出す細胞「造血幹細胞」が、たくさん含まれており、白血病など血液性難病の患者さんに移植すれば、病気を治すことができます。
これを「臍帯血移植」といいます。「臍帯血」が骨髄移植と同様の治療に利用されるようになり採取・保存をする施設が必要になってきました。これを「臍帯血バンク」といいます。

■■ 臍帯血バンク ■■
 臍帯血移植を効率的に実施するためには、臍帯血の採取・検査・分離保存・供給・保存した臍帯血のデータ管理等、臍帯血移植に関する広範な業務が不可欠です。それを責任を持って行うのが「臍帯血バンク」です。
 厚生労働省は全国で、平成11年度から5年間に、2万個の臍帯血を保存する計画のもとに公的バンクを全国10バンク認め、補助しています。


■■ 笹川代議士と臍帯血バンク ■■
 不思議に思われるでしょうが、臍帯血と大変深い関係にあります。
 笹川代議士は全国に現在10箇所ある公的臍帯血バンクの一つである、東京臍帯血バンクの会長をしております。東京臍帯血バンクは笹川代議士が会長を務めている(財)献血供給事業団を母体として運営をしております。
 笹川代議士と臍帯血の関係は、日本さい帯血バンク支援ボランティアの会 代表 有田美智世さんとの出会いからでした。公的臍帯血バンク設立運動を展開していた有田さんが、血液をはじめとする医療に大変関心の高い笹川代議士に陳情にきたときから、「臍帯血」への支援が始まりました。笹川代議士と有田さんは公的バンク設立を当時の厚生省に働きかけし、当時厚生大臣であった小泉現総理に設立の約束をとりつけました。
 ただ新たな財団法人の設立は省として難しい状況だとのことで、平成9年9月、既存の財団として献血供給事業団を提供しバンクを設立させました。それまで移植医が研究用・実験用に集めることを目的として始められたバンクはありましたが、患者・家族・ボランティアが中心になった、公的バンクのモデルバンクとしては日本で初めてのものでした。笹川代議士はその会長を務め、まだまだ残されている課題を、政治的に解決すべく積極的に働いております。

小泉厚生大臣(当時)へ陳情する
笹川代議士ら
 現在では、全国に10箇所の公的バンクが認められおり、中でも笹川代議士が会長を務める「東京臍帯血バンク」は中心的な存在として活動しております。所在地は臍帯血の提供者の多い東京都内にありますが、全国の患者さんが対象となります。沖縄から北海道、もちろん笹川代議士の地元・群馬にもバンクの職員が直接お届けするのが、東京臍帯血バンク独自のシステムです。(他のバンクは移植医がバンクまでとりに行くシステムです。)

■■ 東京臍帯血バンクについて ■■


 ■東京臍帯血バンク事務局より

 骨髄の提供者がなかなか見つからない患者さんにとって、臍帯血は希望の光だと自負しております。一人でも多くの患者さんを救うため、より多くの臍帯血を保存するよう努力しておりますが、残念ながら臍帯血の提供につきましては、限られた産科にお願いし効率的に採取しており、どなたでも提供いただけないのが現状です。採取から24時間以内に分離・保存しなければならず、時間との関係もあります。健康な赤ちゃんを出産していただくのが第一です。そして、その病院が偶然にも採取医療機関であったなら、幸せのお裾分けをお願い致します。

 ■臍帯血バンクの主な業務
・ 臍帯血の採取 出産時に臍帯血を採取します。
・ 臍帯血の凍結保存 24時間以内に分離保存施設へ搬送して処理します。
・ 臍帯血の検査 白血球の型(HLA)検査や感染症検査等を行います。
・ 臍帯血のデータ管理 保存臍帯血のデータの管理等を行います。
・ 臍帯血の提供・搬送 臍帯血移植を行う医療機関に患者さんに適合した
臍帯血をお届けします。

 ■組 織 図


詳しくは東京臍帯血バンクのホームページへ
   http://www.tokyocbb.org/


■■ 日本さい帯血バンク支援ボランティアの会 ■■
代表 有田美智世さん
代議士へのメッセージ
 
白血病や重い遺伝病の患者さんに有効な治療法としての臍帯血移植を、早く日本でも役立てるために、政治の力を借りようと笹川さんの議員会館事務所を訪ねました。
 当時(平成9年)地方から集まった患者やボランティアにとって、長く血液事業に関わり、薬害エイズの患者さんを支援し成果をあげていた笹川さんなら、白血病患者の窮状も決して見逃さないだろうと期待したからでした。
 笹川さんは、そんな私たちに作業の場、休憩の場として、事務所を解放してくださり、固い行政の壁を破る突破口を開いてくださいました。
 今、公的臍帯血バンクも動きはじめて3年、死ぬしかなかった患者さんの800人近い方たちが生きるチャンスを手にすることができました。
 これからも、弱い立場、苦しい立場の人々の側に立つ政治家として患者救済の為に、発言し行動していただけるようお願いいたします。ありがとうございました。
▲▲有田美智世さんご紹介▲▲
「日本さい帯血バンク支援ボランティアの会」代表
昭和22年 鹿児島県生まれ。
  63年 公的骨髄バンクを求める運動を始める。
平成2年 「骨髄献血希望の会」代表
  3年 「公的骨髄バンク」成立
 同 年 「臍帯血バンク」設立への活動を始める。
6年5月 「日本さい帯血バンク支援ボランティアの会」発足。代表を務める。
10年1月 「厚生省臍帯血移植検討会委員」就任、神戸新聞「社会賞」受賞


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