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日本文化の継承・日本人とは何か
日本の中学校では、約20年前までは文部省の学習指導要領に「和装教育」の項目があり、すべての生徒が日本の民族衣装である『和装』について学習してきました。しかし、20年前に施行された『学習指導要領』には「和装教育」の項目が削除されそれ以後、中学校の課程では和装教育が行われなくなりました。21世紀の国際化時代を担う若者にとって「和装教育」を通して日本人の心を知ることは重要な教育的役割であり、日本文化の神髄『きもの』を通して改めて日本人とは何かを見つめ直してもらいたいと考えます。
和装振興議員連盟とは…
和装振興議員連盟とは、日本の民族衣装であるきもの文化の活動、並びにきもの産業の振興について政策を樹立しこれらの推進を期することを目的に、『きもの』に深い関心と理解をもつ超党派の国会議員有志で構成されています。私は、日本有数の織物産地である桐生市・伊勢崎市を地元に持ち、和装振興議員連盟会長として、その重責を果たすために努力しています。
毎年1月の通常国会開会日には、超党派の和装議員連盟の議員が和服で登院して開会式に臨みます。
また、私の公約である『和装教育を中学校教育に』は、平成14年より学校現場で取り組みがはじまりました。
『和装の日』制定に向けて
わが国には、長年培ってきた『良き伝統文化』がありますが、最近それらが融解あるいは瓦解する状況が生じていることに危惧の念をいだくものであります。
日本社会を律してきた美風、美徳が物質的繁栄と効率重視のなかで徐々に失われてきたことに多くの国民が心配しております。その結果、社会不安が増幅し、日本の安全神話も崩壊寸前です。
わが国は、奇跡といわれた経済復興を達成し、国際社会にあってその果たすべき使命、役割が飛躍的に増大しております。
いわゆる国際貢献のあり方は、各国の歴史や伝統に立脚してなされるべきものでありますから多様な形態になると思います。
自国の伝統文化をふまえた人間こそが真の国際人として国際的に貢献し、活躍できるのであります。
わが国では、周囲の人達に気を配る『愛』の知恵、自らの品格を高めようとする『美』の知恵、自然や他者を尊敬し、感謝する『礼』の知恵、そして人や自然界との調和を図る『和』の知恵や精神が大切に育まれてきました。
自己中心的価値観が横行する現代にあって、日本古来の良き伝統に立ち戻り、他者や自然との間に新たな関係を形成することが肝要です。
伝統的な『和装』はこれらの日本人の良き知恵をもっともわかりやすく表現するものであります。『衿を正す』、『折り目正しく』、『躾をする』、『慎ましく』など和装に係わる言葉は『礼節』を表現するものとして私達の生活に浸透しております。
国民が子供の頃から和装を通じて日本人が引継いできた叡智を体感、体得し、わが国及び国際社会に資する人材に成長することを希求すべく、11月15日を従来の『七五三』としてお祝いするだけに留めず、『和装の日』とするべきものと確信するものであります。
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